高支持力杭工法
Hyper-ストレート工法
プレボーリング拡大根固め工法による高支持力工法
Hyper-ストレート工法は、全掘削工程が同径のストレート掘削工法で、高支持力を得るための専用下杭を使わず、標準の既製コンクリート杭を使用するシンプルなプレボーリング系高支持力工法です。本工法は掘削装置のへッド、スクリューおよび攪拌ロッドを用いて掘削液を吐出しながらプレボーリングを行い、掘削孔を築造します。同径にて所定の深度まで掘削した後、同配合の根固め液・杭周固定液を注入し、杭を自沈または回転により所定の支持層に1D以上挿入します。また、高精度で効率的に施工をサポートする施工管理装置を活用することで、根固め球根部の築造管理や支持層管理をリアルタイムで行い、品質確保に努めております。
※認定工法につきましては工法開発会社の管理のもとでの施工となります。
特長
- シンプルな施工
- Hyper-ストレート工法は、全掘削工程を同径で施工するストレート掘削のため、施工管理が容易で工期も短縮されます。
- 標準既製コンクリート杭を使用
- 高支持力を得るための専用下杭が不要で、従来の標準既製コンクリート杭が使用可能です。PHC杭、PRC杭、SC杭、ST杭(水平力を得るために頭部を拡大する場合)などの既製コンクリート杭及び鋼管杭(上杭)の使用ができ、下杭は杭径は300mmから1000mm、上杭及び中杭は300mmから1200mmとしています。
- 低コストで高支持力
- 先端支持力係数αが363と旧大臣認定工法に比べ45%アップし、大幅なコストダウンが図れます。また、施工地盤から杭先端までの最大施工深さは64.5mとなります。
- 施工管理
- Hyper-ストレート工法での施工時には「施工管理装置」を活用することで、根固め球根部の築造管理や支持層管理をリアルタイムに行い、工事品質管理と信頼性の高い施工が可能です。施工管理者が操作ボックスのモニターを操作・確認しながら確実に施工管理ができます。(積分電流計、流量計など)
適合条件
認定番号 | 適応杭径 | 適応地盤 | 適応施工長 |
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TACP-0404 | φ300~φ1000(*) | 砂質地盤 | 杭施工地盤面-64.5m |
TACP-0405 | 礫質地盤 |
(*)水平力を得るために使用する上杭・中杭の拡頭杭径は最大φ1200まで使用可能