ポアセル

ポアセル

吸音性・対候性・耐久性に優れた
超軽量セメント系剛体多孔質吸音材

「ポアセル」とは硅酸カルシウム系水和物を基材として構成され、直径0.1mm~1.0mm程度の小さな気孔が全体の85%を占めており、それが相互に連通している超軽量セメント系剛体多孔質吸音材です。
一般的な剛体系吸音材は、間隙構造を利用して吸音するものが多く、そのため吸音率を高めるのに背後空気層を必要としますが、「ポアセル」は構造上気泡壁が破泡・連通していることで、現有の吸音材で吸音性が最も優れいてるとされる繊維系吸音材(グラスウール・ロックウール)に匹敵する吸音性能を有しています。
また、表層処理を施した「屋外仕様品」は対候性・耐久性に優れ、屋外での使用実績は20年に及びます。

特長

  • 吸音性能
  • 厚さ50㎜の剛体密着で、500Hz以上の周波数全般にわたり、残響室法吸音率0.9以上と非常に優れた吸音性能を示します。
  • 耐久性
  • 耐水・耐風・耐候など総合的耐久性を有し、屋外仕様での実績は20年以上です。
  • 耐水性
  • 撥水処理を施すことにより、吸水を防止することができ、白華および凍結融解の心配もありません。
  • 耐風性
  • 高速気流に対して目減りしないので、パンチング等の保護材なしに、ダクト内部やサイレンサーの吸音材として使用できます。
  • 耐熱性
  • セメント系吸音材のため不燃材料であり、高温にさらされても吸音率は変化いたしません。
  • 不燃性
  • 財団法人建材試験センターでの表面試験および基材試験において不燃材料として合格。
  • 安全性
  • セメント系吸音材のため、火災時に問題となる、有毒ガスなどの発生はありません。また、専用接着剤の中にもホルムアルデヒドなど有害物質は含まれておりません。
  • 施工性
  • 背後空気層を取らずに吸音性能を発揮するため直貼りが可能です。また下地金物や保護材が不要なため、価格面でもメリットがあります。

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日本コンクリート工業株式会社
ポアセル営業部