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コンクリートスラッジの再資源化システム

コンクリートスラッジの再資源化システム

リン除去材 PAdeCS

リン除去材 PAdeCS

PAdeCSとは

PAdeCSとは


図1 PAdeCSの外観

コンクリート二次製品工場の副産物から製造した脱リン材です。主成分は水酸化カルシウムで、様々な粒子径に調整可能です。

背景

背景

リンは水域に過剰に流出した場合、生態系に悪影響を及ぼします。特に閉鎖性水域では、富栄養化が原因になり、過剰な植物プランクトンを発生させて赤潮が発生し、またアオコが発生します。
従来の脱リン材は高価ですが、PAdeCSの原料は工場の静脈系における副産物であるため、廉価であり従来の排水処理コストを低減できます。またPAdeCSは高リン濃度、低リン濃度廃水にも対応できます。

PAdeCS、エコタンカルの製造フロー 図2 PAdeCS、エコタンカルの製造フロー
技術開発成果

技術開発成果

  • ●東京大学大学院新領域創成科学研究科との共同研究
  • ●NEDO(平成20年度)「大学発事業創出実用化研究開発事業」
  • ●国交省(平成22、23、25、26年度)「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」
特長

特長

  • ●リンを含む溶液にPAdeCSを投入する事で、リン除去が可能です。
  • ●PAdeCSは水はけが良く、固液分離し易いです。
  • ●PAdeCSは、化学工場廃液等に含まれる有害イオン(ヒ素、ホウ素、フッ素)をイオン交換し、安価な除去が可能です。
  • ●脱リン後のPAdeCS(=POdeCS)は、有害な重金属イオン(鉛、カドミウム、フッ素)の除去が可能です。
  • ●低いリン濃度(0.2 mg-P/L程度)にも十分な効果を発揮します。
  • ●大量生産が可能です。
用途例

用途例

リン酸イオンを含む廃水に適応可能です。

  • ●食品工場廃水
  • ●畜産廃水
  • ●鉱山坑廃水 etc.
実用例-脱リン

実用例-脱リン

試験は全てバッチ式※1で行った。

Fig. 2 A浄化センターの場合
Fig.3 B市浄化センターの場合
Fig.4 C食品工場廃水の場合
Fig.5 D市公園の湖水の場合

※1 バッチ式実験方法;ビーカーに注いだ廃水に対して、所定量のPAdeCSを添加し攪拌する。

データダウンロード
  • ●PAdeCSパンフレットpdf
ヒ素除去材 PAdeCS

ヒ素除去材 PAdeCS

背景

背景

ヒ素は猛毒であり、その中毒性がよく知られています。地下水には、自然由来のヒ素成分が多く含まれています。特に東南アジア諸国は、ヒ素による地下水汚染が大きな問題となっています。日本における規制値を表1に示します。
現在、最も使用されているヒ素除去技術として、消石灰を用いた凝集沈殿法があります。PAdeCSは消石灰代替品として利用できます。

表1 日本におけるヒ素の環境基準、排水基準
環境基準値(人の健康保護)

0.01 mg-As/L(全公共用水域)

排水基準値

0.1 mg-As/L

ヒ素除去材PAdeCSの特長

ヒ素除去材PAdeCSの特長

  • ●PAdeCSは現状、使用されている高価な薬剤の代替品として利用できます。
  • ●主にヒ酸塩カルシウム化合物生成によるヒ素除去方法です。
対象となるヒ素含有廃水等

対象となるヒ素含有廃水等

  • ●温泉廃水
  • ●鉱山の坑廃水
  • ●大深度における建設残土
PAdeCSによるヒ素除去

PAdeCSによるヒ素除去

4.1. 低いヒ素濃度のA鉱山の坑廃水を用いたバッチ式※1での利用

図1 A鉱山の坑廃水を用いた場合のヒ素除去

4.2. 高いヒ素濃度のB温泉水を用いた流通式※2での利用

図2 B温泉水を用いた場合のヒ素除去

4.3. 低いヒ素濃度のC建設残土浸出水を用いた流通式※2での利用

図3 C建設残土浸出水を用いた場合のヒ素除去

※1 バッチ式実験方法;ビーカーに注いだ廃水に対して、所定量のPAdeCSを添加し攪拌する。
※2 流通式実験方法;所定量のPAdeCSに連続して廃水を通す。

軽質炭酸カルシウム<エコタンカル>

軽質炭酸カルシウム<エコタンカル>

概要

概要


図1 エコタンカルの外観

エコタンカルはコンクリート2次製品工場のボイラー排ガス中の二酸化炭素(地球温暖化ガス)を固定化して製造した環境にやさしい製品で、安価に提供できます。
コンクリート2次製品工場内で発生する高アルカリの廃水と二酸化炭素を反応させることにより、高純度の炭酸カルシウムが製造できます。また同時に高アルカリ廃水の中和も行われるため、硫酸などの薬剤を低減できます。

PAdeCS、エコタンカルの製造フロー 図2 PAdeCS、エコタンカルの製造フロー
技術開発成果

技術開発成果

  • ●東京大学大学院新領域創成科学研究科との共同研究
  • ●NEDO(平成20年度)「大学発事業創出実用化研究開発事業」
用途

用途

  • ①排煙脱硫剤・・・排ガス中の硫黄酸化物を除去できます。
  • ②グランドのライン引き材料・・・従来の消石灰に比べて安全な製品です。
  • ③コンクリート混和材・・・コンクリートの流動性を向上させます。
  • ④紙、ペイント塗料・・・白色度の向上に寄与します。
  • ⑤ゴム製品・・・ゴムの改質、増量材として使用可能です。
製品の品質

製品の品質

表1 A社軽質炭カルの品質比較

エコタンカル

A社
(白色充填剤)

外観

白色粉末

白色粉末

白色度(%)

93.7

97.5

BET比表面積(m2/g)

5.1

2.5

pH(-)

9.5

10.3

水分(%)

0.2

45μm残分(%)

17.6

0.01

74μm残分(%)

0.5

表2 成分分析(蛍光X線分析)

CaCO3

SiO2

Al2O3

Fe2O3

MgO

SO3

97.3%

0.08%

0.09%

0.04%

<0.01%

1.2%

※CaCO3の測定値はCaO測定結果より換算