
ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール


CROSS TALK 01
今回は、川島工場を舞台に、入社30年以上のキャリアを持ち、研究・開発・設計・製造と日コンの主要事業における
各分野を網羅してきた執行役員の佐藤さんと、入社12年目にして新たなOEM製品事業の柱を担う山下さんにお話を聞きました。
ベテランと中堅、それぞれの視点から見える「日コンのリアル」と「これからの挑戦」を深掘りします。
(所属部署やインタビュー内容は取材当時のものです)
執行役員
執行役員 NC東日本コンクリート工業㈱出向
佐藤さん
Sato
理工学部 建築・土質専攻。研究部門からキャリアをスタートし、土木開発、パイル設計、セグメント製造を経て、現在はポール・パイル工場の社長・工場長を担う、日コンの主要事業のほぼすべてを経験してきたベテラン。
製造管理
NCセグメント㈱出向
山下さん
Yamashita
工学部 材料研究室出身。入社当初のジョブローテーションを経て、現在はセグメントや建築用OEM製品(梁)の製造管理の最前線で活躍中。
入社理由
恩師の縁と、人を大切にする
「優しい」社風
司会:まず、お二人が日本コンクリート工業(以下、日コン)を選んだきっかけを教えてください。
私は大学の研究室が地盤の先生のところで、その紹介がきっかけでした。先生が認定等の性能評価委員をおこなっていたこともあり、日コンを紹介していただきました。入社当初は東京を離れて地方の工場に行くことに少し不安もありましたが、いざ来てみると野球部やテニス部などの活動も盛んで、先輩方との交流も多かったです。すぐに「住めば都」になりましたね。
私も似ています。材料の研究室に在籍しており、やはり日コンと繋がりのある先生の紹介で入社しました。研究室ではコンクリートの強度試験などをしていたので、学んできた知識をそのまま活かせる環境だという点が魅力でした。

司会:実際に入社してみて、会社の雰囲気はどう感じましたか?
一言で言えば「社員に優しい会社」ですね。ガツガツしたノルマに追われるというより、みんなで支え合って目標に向かう雰囲気があります。これは30年以上経っても変わらない日コンの良さだと思います。
本当にそうですね。私も周りの社員から「日コンは本当に働きやすい」という話をよく聞きます。困っている人がいれば誰かが必ず手を差し伸べてくれる。この安心感があるからこそ、若手も思い切って仕事に取り組めるのだと感じています。
キャリアの軌跡
全製品を渡り歩くベテラン、
新領域を切り拓く中堅

司会:佐藤さんは、これまで非常に多彩なキャリアを歩まれてきましたね。
はい。30年の間に研究、土木開発、パイル設計、セグメント製造、そして現在の工場管理と、日コンの主要な製品はほぼ経験しました。最初はコンクリートの基礎を5年かけて学び、その後は「ダクタル」などの新材料を用いた土木開発や、複雑な構造の製品にも携わりました。
佐藤さんは本当に「全ジャンル制覇」ですよね(笑)。私は入社当時、「若手はすべての技術部署を経験せよ」というジョブローテーション期間がありました。土木、パイル設計、そして現在のセグメント製造管理と経験してきましたが、現在は特に建築用のOEM製品(梁)の製造に注力しています。
山下さんが担当している「梁」は、今までの日コンが「建築分野は手掛けない」というスタンスだったのを打ち破る、非常に大きな挑戦だよね。
はい。すでに多くの物件を手掛けています。曲梁や大梁など、どんどん難易度の高いものに挑戦しており、工場としても「新しい柱」を自分たちの手で作り上げている実感があります。
仕事の醍醐味
ゼロから形にする喜びと、
現場での試行錯誤

司会:これまでで、特に印象に残っているプロジェクトを教えてください。
私は土木開発時代に手掛けた「スケートボードパーク」の部材作りが非常に記憶に残っています。当時はまだ珍しかった複雑な3D形状をどうやって型枠で再現するか、図面を一から描き、職人さんと議論を重ねて作り上げました。完成した時の達成感は今でも忘れられません。理屈だけでなく、現物を見て動くことの重要性を学びました。
私は、まさに今取り組んでいる「梁」のプロジェクトの立ち上げです。当初は協力会社の方々も製造方法がわからず、私も現場に入って一緒に仕上げ作業を行いました。慣れないうちは、作業が予定より長引いてしまうこともありましたが、そうやって「一緒に苦労して壁を乗り越えた」経験があるからこそ、現場の方々との間に強い信頼関係が生まれたのだと思っています。
工場での仕事は、一人では完結しませんからね。セグメントの大型案件でも、最初は1日1リング作るのもやっとだったのが、みんなで知恵を出し合って効率化を進め、スムーズに流れるようになった時は、チームとしての「ものづくり」の面白さを強く感じました。
工場の価値
なぜ、すべての社員が
「現場」を知るべきなのか
司会:技術職以外の方にとっても、工場を経験することは大切だと思われますか?
間違いなく大切です。製品の「サイズ感」や「重量感」は、図面を見ているだけでは実感が湧きません。例えば、1ピース10トンのセグメントをトレーラーで運ぶ時、運搬車両の幅を意識した製品となっているか、重量制限がある橋を通れるのか、トレーラーが通過できる道路であるか。そういった「現場の制約」を知っていることは、設計でも営業でも大きな強みになります。
工場を知っている営業さんは、お客様からの信頼が違いますね。その場で質問に答えられれば、一旦持ち帰る手間が省けますし、お客様からも「この人は製品のことをよく知っている」と評価されます。新入社員の方は、一度は全員工場で現物を見るべきだと私も思います。
日コンの未来
DXと脱炭素で
進化するコンクリート
司会:これからの日コンを、どのように進化させていきたいですか?
これからのキーワードは「脱炭素」と「環境」です。低炭素材料を使用した「グリーンパイル」のような製品をどれだけ広めていけるか。コンクリート業界が直面しているカーボンニュートラルという大きな課題に、技術で応えていく必要があります。
私はDXの推進に力を入れたいです。現場の高齢化が進む中で、アナログな管理だけでは限界があります。AIを使った検査システムや、ICタグによる在庫管理など、若い世代が得意とするデジタル技術を導入して、より効率的でミスのない工場に変えていきたいですね。
新しい技術を面白がって、前向きに「どうすればできるか」を考えられる人が増えれば、日コンはもっと強くなれるはずです。
学生へのメッセージ
好奇心と「ポジティブさ」が
道を拓く
司会:最後に、日コンを志す学生さんへメッセージをお願いします。
コンクリート業界は今、DXやエコ関連で変革の真っ只中にあります。皆さんの新しい意見、特にデジタルに強い力はこれからの日コンに不可欠です。一緒に新しい価値を創造していきましょう。
技術職といっても、机に向かうだけが仕事ではありません。工場や現場で現物を見て、多くの人とコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進める面白さが日コンにはあります。やる気と好奇心があれば、知識は後からいくらでもついてきます。ぜひ私たちの仲間に加わってください!

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
佐藤さん
7 : 45
出社、メール、スケジュール等のチェック
メールや一日のスケジュールをチェックします。
8 : 00
体操、打ち合わせ
ラジオ体操を実施します。また、作業項目や今後の作業等に関する打ち合わせを行います。
9 : 00
工場内の巡視
工場内を巡視し、作業状況の確認を行います。
10 : 00
会議体等の資料作成
製造活動に向けて、効率化等を含めた検討資料を作成します。
13 : 00
委員会、会議等
品質・安全等に関する会議や、前月の品質状況、他工場を含めた災害等についての打ち合わせを行います。
15 : 00
日報等の書類確認
各部門の生産状況、品質状況等を確認します。
17 : 30
帰社
本日の業務終了です。帰宅後は近所の焼き鳥屋さんで一日の疲れを癒しています。
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
佐藤さん

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
山下さん
7 : 30
出社・スケジュール確認
メールのチェックを行い、資料を確認して1日の流れを把握します。
8 : 00
朝礼(全体・事務所)
工場全体での朝礼と体操で情報共有を行った後、事務所内でも個々の業務内容とメンバーの動きを確認します。
9 : 00
製品の品質確認
前日に製造した製品が、所定の精度に仕上がっているか場内を見回りながら確認します。
10 : 00
製造管理・現場調整
日々変動する製造工程について、担当者や協力業者と調整を行います。資材や工具の有無もチェックし、生産遅延を防止します。
13 : 00
昼礼・工程のすり合わせ
協力業者と当日の作業内容や、翌日の予定について細かな確認とすり合わせを行います。
14 : 00
書類作成(報告書・見積書等)
品質管理報告書や新規案件の見積書、立会検査に向けた計画書などの作成を行います。
17 : 30
日報作成・退社
その日の製造量に差異がないか最終確認をして日報を作成し、業務終了です。
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
山下さん
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
佐藤さん
山下さん