ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
CROSS TALK 02
今回は都市基盤製品の開発に携わっている山岸さんと山下さんにお話を聞きました。
(所属部署やインタビュー内容は取材当時のものです)
設計(土木)
都市基盤製品開発部
都市基盤技術グループリーダー
山岸 健治
Kenji Yamagishi
1997年入社。技術開発と営業の経験を経て、多角的な視野・柔軟な発想力で土木製品の設計に携わっている。
設計(土木)
都市基盤製品開発部
都市基盤技術グループ
山下 悠貴
Yuki Yamashita
2015年入社。基礎、土木製品に関する技術系部署で設計・開発の基礎を学んだ後に都市基盤製品開発部に配属。若手社員のリーダーとして活躍中。
やはり設計図を作成することですかね。大学ではCADを使っていなかったので最初は苦労しましたが、大変ながらもCADを駆使して図面を作成するのはものづくりを実感できた瞬間だったと思います。山下くんは学生時代からCADを使っていた?
私もCADを使ったのは就職してからです。学生時代には図面といっても建築物の模写が多く、自分で作成するといった作業?はありませんでした。配属してからCADをはじめて使った時には、縮尺を間違って印刷してしまったり、レイアウトの操作など色々苦労しました。
配属したての頃はとにかくCADに慣れるために、仕事とは関係ない自宅の間取り図とか作ってたな~。
僕はドラえもんを描いて練習していました。色々な円や線を使うのでかなり難しいですけど、練習にはお勧めです。(笑)CADを使ったことがない方でも十分に学べる環境ではあるので、そこは心配ないですね。
4年目なので厚みはないですが、技術系の複数の部署で各製品の設計を行いました。現在の部署では、マンホールやUFC、受圧板などの土木製品の試験計画、図面確認を行っています。
私は技術系の部署だけでなく、営業部に配属されたこともあります。営業はお客様と面と向かって話をして、製品への希望やトラブルの窓口にもなるので技術系の部署にいただけでは気づけなかったことや、考えもしなかったことを経験できたのは、現在の部署に戻って来たときにとても価値あることになりました。
また、現在の部署は設計がメインですが、工場や現場に行く機会が多いのでそこが一番面白いところですね。現場や工場が全国各地にあるのでデスクワークだけではなく色々なところに仕事で行けるのも良い一面です。
私も当初、グループ社の工場にはよく行くイメージはあったのですが、外注先にも行って生産指導も行うのは意外でした。
某大学向けの試験体の製作対応です。試験体は研究所を借りて手作業で行いました。
毎年部署全体で協力して製作していますが、やはり完成した時の達成感は忘れられません。
もうひとつは新しい解析ソフトを導入したことです。使いこなすのが難しいソフトでしたが、突破口として山下くんにメインで進めてもらいました。
配属されてすぐのころでしたよね。最初は苦労しましたが、皆さんの協力もあってコンクールでグランプリを受賞することが出来ました。
表彰式の写真が社内報の表紙にもなったよね。そのあとしばらくは「グランプリ男」って呼ばれてたよね。(笑)
山岸さんは豊富な実績と知識を有する、冷静沈着なエンジニアです。
いや~キャッチコピーみたいどけど本当にその通りです(笑)
ただ、最近アフターファイブでほろ酔い気分になると電車を早く降りちゃったり、乗る電車を間違えたりとドジ踏んでます。(笑)
僕からみた山下さんは一言でいうと人気者だなと思います。関係部署と上手くコミュニケーションをとり、担当している業務内容も設計・解析から工場への対応などそつなくこなしてくれています。また、大まかなイメージを伝えただけでも自分なりに考えてやってくれるので、非常に助かっています。
まずは自分で考えて取り組むようにいつも心掛けています。その解釈が間違っている場合は山岸さんが正しい道しるべを示してくれるので、とても心強いです。
設計業務だけではなく、工場での指導や、営業との打合せなども大事な仕事なので、技術職でもコミュニケーション力は大切だと思います。あとは、ある程度の土木・建築の基礎知識があれば大丈夫だと思います。
まさに山下くんのような人ですね(笑)。あと私が大事だと思うのは製品を愛することが出来ることだと思います。自分で設計した製品が形になるとやっぱり愛着が生まれますし、苦労して納めた現場が今でも問題なく存在していることに喜びを感じます。あとは、技術の専門知識だけではなく、製造や施工・営業など幅広く興味をもつことが大事だと思います。
受圧板の解析です。受圧板はのり面で使うものなのですが、新しい製品を開発するために解析を始めました。解析ソフトを導入して間もないころだったんですけど、解析を進むにつれて条件がおかしいんじゃないかということが起きて、一度条件を見直したら間違いがあることが分かったんです。間違いが発覚してから納期までやり直す時間がなくて、、、結局解析を外注してしまい無駄な費用を使ってしましました。
まあ失敗と言ってるけど、誰もやったことないことをやっての失敗なので、失敗というよりは経験だよね。山下くん以外がやったら失敗しないという内容の仕事ではないので。この経験を今後に生かしてほしいですね。
やっぱり会社としてどう生き残っていくかは常に考えていかないといけないですね。特にうちの部署は開発と名前が付いているので、営業物件を抑えていくのと同時に研究開発が大切な部署です。常に頭の中では新しい発想が出来ないか考え続けています。今、世間的にはi-Constructionによる生産性向上が求められていてプレキャスト製品自体は注目されていますが、まだまだ道なかばです。もう一歩踏み込んでお客様に喜んでもれえるものを作らなくてはいけないと思っています。
そのような中で、私たち若手に求めていることはありますか?
固定観念を取っ払った発想でどんどん若い力を取り入れていきたいです!0を1にすることも必要ですが、今あるものを違う切り口で考えていくことも大事なのかなと常々思います。
そうですね。若い人たちの中でもこれから新しいアイデアを出す機会を増やしていきたいと思っています。若手だけで月一回は一個以上の新しい製品を考えてプレゼンをしたりとか。そのアイデアが使えるものなのかは関係なく、柔軟な発想が出来る人を増やしたいと思っています。
理系、特に土木の学生さんはゼネコン・発注者・コンサル・公務員くらいしかたぶん選択として浮かばないと思いますが、是非メーカーも視野に入れてほしいと思います。特に二次製品のメーカーは中々イメージ出来ないかもしれませんが、まずは視野を広げてほしいです。その中で日コンに興味を持ってもらえれば一緒に働きたいと思います。
是非当社でプレキャストコンクリート業界を一緒に盛り上げていきましょう。
ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
山岸さん
8 : 15
出社。メールや技術情報をチェック。
メールの内容確認、整理を行います。回覧されている専門誌等で情報収集を行います。
8 : 30
朝礼で部内メンバーの業務内容を確認。
スケジュールや業務内容、また連絡事項を部内で共有します。
9 : 00
試作、試験計画書の作成。
製品開発や改良に伴う試作、試験の検討を行い計画書等を作成します。また、関連部署と打合せを行います。
12 : 00
昼食。昼寝。
昼食後に20分程度の昼寝をするのが私のリフレッシュ方法です。午後からの作業効率が上がります。
13 : 00
お客様との打合せ
営業担当者と同行し、お客様と新規案件や設計打合せを行います。
15 : 00
構造計算、図面作成。
当社製品を用いた構造物の設計計算や図面作成を行います。
18 : 00
退社
駅までの徒歩は音楽を聴きながら一日の疲れを癒します。
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
山岸さん
ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
山下さん
8 : 30
朝礼にて部内メンバーの業務把握
部内にて朝礼を実施し、当日の業務内容の確認、場合によっては翌日の業務内容の確認を行い、メンバーの業務を把握します。
9 : 00
メール・技術雑誌をチェック
メールチェック。社内にて回覧されている技術雑誌・技術資料等で情報収集を行います。
10 : 00
構造計算書および図面作成
マンホールやUFC等の構造計算書作成および図面(構造図・部材図等)作成を行います。
12 : 00
ランチでリフレッシュ
会社の仕出し弁当を自席にて食します。午前中の疲れを癒すため食事終了後は仮眠をとり午後に備えます。
12 : 45
計画書および報告書等の資料作成
製品開発や改良に伴う試験計画書および報告書の作成を行います。開発は当部署のメインテーマになります。
15 : 00
営業と新規物件の打ち合わせ
打ち合わせを行うことで、構造計算に必要な条件はあるか、お客様は何を求めているかを営業と擦り合わせをします。
17 : 30
退社
一日の業務整理と翌日の業務整理を行い退社します。今日も一日お疲れ様でした!!
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
山下さん
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
山岸さん
山下さん