
ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール


CROSS TALK 02
今回は、建築学科出身で設計や特殊品対応に深く携わってきた阿曽さんと、地盤の研究から杭材料の開発、そして現在はDX推進へと歩みを進めている近藤さんにお話を聞きました。(所属部署やインタビュー内容は取材当時のものです)
設計(土木)
土木・建材事業部 土木・建材技術G
阿曽さん
Aso
建築学科卒業。コンクリート系の研究室を経て、先輩の縁もあり入社。現在は既存製品の設計対応に加え、顧客の要望を形にする「特殊品」の設計提案をメインに担当。全国各地の現場や工場を飛び回る。
開発(基礎)
技術開発部 基礎DX推進G
近藤さん
Kondo
建築学科・地盤研究室卒業。大学院修了後、教授の紹介で入社。杭材料の開発や認定対応に長年携わり、現在は基礎事業分野におけるDX推進という新たな領域で切磋琢磨している。
入社理由
建築・地盤の研究から、
縁に導かれて日コンへ

司会:まずは、お二人が日本コンクリート工業を選んだ理由を教えてください。
私は大学で建築を学んでいて、研究室でもコンクリートを専攻していました。
せっかく学んだ知識を活かしたいと考え、コンクリート関連の会社を探したのが始まりです。決め手になったのは、研究室の先輩が既に日コンに入社していたことですね。
身近に信頼できる先輩がいるのは安心感がありましたし、働きやすそうなイメージを持てました。
私も同じ建築学科ですが、専攻は地盤でした。大学院まで含めて3年間、土の研究に没頭していました。建築と地盤の接点といえば、やはり「杭」です。自分の専門性を活かせる杭の設計や開発に関わりたいと考えていたところ、教授から日コンを紹介されたのが入社のきっかけです。
縁は大事ですよね。あと、現実的な話ですが、福利厚生も大きな魅力でした。特に家賃補助が最大月7万円出る点は、他社と比較しても非常に大きく、生活の安定に繋がるなと感じました。
私は、歴史の深い会社だからこそ得られる知見の多さに惹かれました。
実際、入社してみると「ここに行け」と背中を押されるような勢いがあり、迷うことなくこの道に進むことができました。
現在の仕事内容
設計、開発、
そしてDXへの挑戦

司会:現在、どのようなお仕事を担当されているのでしょうか。
私は入社以来、設計部署に身を置いています。メインは既存製品の設計対応ですが、最近は「特殊品」と呼ばれる、標準規格ではない製品の対応が増えています。
お客様から「こんなものを作りたい」という要望を受け、形や構造、施工方法まで含めてゼロから設計提案を行う、非常にクリエイティブで忙しい仕事です。
私は長く杭材料の開発に携わってきました。新しい杭の開発や、第三者機関の認定を受けるための審査対応、そして工場に足を運んで現場の方々と協力しながらものづくりを進める毎日でした。しかし最近、大きな変化がありました。現在はDX担当として、基礎事業分野においてのシステム構築やIT化を推進する役割を担っています。これまでの現場や材料の知識を活かしつつ、新しい分野で切磋琢磨しているところです。
近藤さんの仕事もそうですが、私たちの部署は「設計」といってもデスクワークだけではないんですよね。私も北海道から九州まで全国各地の現場へ調査に行ったり、施工の提案をしに行ったりします。外に出る機会が多いのは気分転換にもなりますし、いろんな経験が積めるので面白いですよ。
ギャップとやりがい
デスクを飛び出し、
現場と繋がる面白さ

司会:入社前と後で、会社に対するイメージの変化はありましたか?
技術開発というと、みんなが黙々とパソコンに向かって計算しているイメージを持っていました。でも実際は、工場の人たちや他部門の方々と常にコミュニケーションを取りながら進める仕事が非常に多かったです。自分一人で完結するのではなく、多くの人を巻き込んで形にしていく。これは良い意味でのギャップでした。
私も同じです。もっとずっとデスクに座りっぱなしだと思っていました(笑)。
でも実際は外出が多く、工場での打ち合わせも頻繁にあります。特に特殊品の場合、まだ仕様が決まっていないものをゼロから作るため、工場で「本当に作れるか」「正しく製造されているか」を直接確認することが不可欠なんです。
阿曽さんは本当に席にいないことが多いですよね。毎週のように工場に行かれている印象です。
そうなんです。仕様を自分で一から作るからこそ、現場との意思疎通が欠かせません。最近はBIM/CIM(3D CADを活用した情報共有)の研修なども受けていて、新しい技術をどう設計に活かすか試行錯誤するのも楽しいですね。
忘れられないプロジェクト
一連の流れを経験し、
形にする喜び
司会:これまでの仕事で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
入社5年目頃に担当した、電柱として使用されるポールを杭(パイル)として利用するという全く新しいプロジェクトです。前例がなく、施工方法もどう進めればいいか分からない状態からのスタートでした。先輩方のフォローを受けながら、施工から載荷試験(杭の強度を測る試験)まで一通りやり遂げたときは、大きな達成感がありました。一つのプロジェクトを最後までやりきった経験は、今でも自分の糧になっています。
私は若手時代に毎年行っていた、某大学向けの試験体製作が強く印象に残っています。お客様との打ち合わせに始まり、工程表の作成、そして自分たちの手で実際に試験体を製作し納品する。ものづくりの一連の流れをすべて経験できたことは、今の仕事のスケジューリング能力にも直結しています。
図面作成での苦労もありましたよね。新人の頃、自分が引いた図面が間違っていて、先輩に修正して助けてもらったこともありました。でも、日コンの技術部門には「みんなでカバーしよう」という温かい社風があるので、失敗を恐れずに挑戦できました。
自分が設計した製品が実際に世の中に出ているのを見た瞬間は、何度経験しても感動します。街中で「あ、これは自分がやったやつだ」と気づいたときは、この仕事をしていて良かったと心から思いますね。
日コンの未来と求める人物像
好奇心と「やる気」が
道を切り拓く
司会:今後、日コンの製品をどのように発展させていきたいですか?
私は「環境」というキーワードを大切にしたいです。最近では低炭素なグリーン製品などの開発も進んでいますが、持続可能な社会に向けて、環境負荷を低減できる製品づくりをさらに推進していきたいですね。
私は、技術職の視点だけでなく、管理職や営業も含めた会社全体で「今、何が求められているのか」を議論する場を増やしたいと考えています。現場を知らない人のフラットな目線を取り入れることで、新しいニーズに応える製品が生まれると思うんです。
司会:最後に、これから入社を目指す学生さんへのメッセージをお願いします。
技術職といっても、特別な才能や難しい計算能力が最初から必要なわけではありません。大事なのは「やる気」と、いろんなことに興味を持つ「好奇心」です。コンクリートの知識がなくても、入社してから学ぶ機会がたくさんあります。
そうですね。あとはコミュニケーション能力です。お客様や工場の職人さんと対話して、物事を進めていく力が必要です。建築・土木業界は今、省力化のためにプレキャストコンクリートの需要が非常に高まっています。ゼネコンや公務員だけでなく、「メーカー」という選択肢をぜひ視野に入れてみてください。

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
阿曽さん
8 : 30
出社、メール・スケジュール・技術雑誌のチェック
一日はメールチェックと一週間のスケジュール確認から始まり、社内で回覧されている技術雑誌で情報収集します。
9 : 00
営業と新規物件の打合せ
設計条件や図面等の確認から設計方針の擦り合わせを行います。
10 : 00
構造計算書および図面作成
設計指針の確認から構造計算書および図面を作成し、仕様書を完成させます。
頭を回すので私はカフェイン(コーヒー)と糖分(チョコ)を取りながら進めています。
12 : 00
ランチ、仮眠
昼食後、仮眠をとって午後に向けてのリフレッシュ時間です。
12 : 45
試作および試験計画書、報告書等の作成
共同研究や試験体製作関連等の検討を行います。ここでもチョコは必須です。
15 : 00
お客様との打合せ
営業担当者と同行し、新規案件のヒアリングや設計打合せを行います。お客様のニーズに合わせ設計提案します。
17 : 30
退社
一日の業務整理と翌日以降のやることリストを作成し、退社です。
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
阿曽さん

ONE DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール
近藤さん
8 : 30
出社。朝礼にてGメンバーの業務把握
G内の朝礼にて、当日のスケジュールおよび業務内容を確認してGメンバーで業務を共有します。
8 : 45
メール・技術雑誌をチェック
メールの内容確認や整理を行います。また、回覧されている技術雑誌や技術資料等で情報収集を行います。
9 : 00
社内勉強会への参加
勉強会へ参加することにより、技術職として求められる知識や最新技術の動向等について学びます。
12 : 00
昼食・昼寝
会社の仕出し弁当を自席で食べます。食後には午後の作業効率を上げるため、20分程度の昼寝をします。
13 : 00
試験の検討・計画書の作成
製品開発や改良に伴う試験体作製および試験の検討を実施し、計画書等を作成します。
15 : 00
問い合わせ対応
他部門や工場からの問い合わせに対し、資料送付などの電話・メール対応も行います。
17 : 30
退社
一日の業務整理と翌日の業務整理を行い、退社します
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
近藤さん
ONE FRAME OF HOLIDAY
休日のひとコマ
阿曽さん
近藤さん