高支持力杭工法の開発で杭の支持力が大きくなって以来、従来の設計基準強度Fc=85N/㎟の高強度パイルに加え、設計基準強度がFc=105N/㎟、123N/㎟の超高強度パイルも多く使用されています。また継手部には、溶接継手の他に機械式継手が用いられます。
既製コンクリートパイルは中掘り工法、プレボーリング工法、打撃工法で使用します。上杭によく使われるSC杭は、杭体内鉄筋のはつり出しを容易にしたRSC杭やRSCP杭を提案します。継手部には溶接継手、機械式継手が用いられます。
既製杭の継手は、従来の溶接継手比べ、風雨時にも施工でき大幅な時間短縮が可能な機械式継手が普及しています。また、杭頭処理工法は従来の中詰め補強方式から、固定主筋定着方式や半固定キャップ方式が普及しています。
杭中への地中熱交換機挿入ならびに環境負荷低減をご提案します。地中熱利用システムは、各種基礎杭の施工時に樹脂系U字管等の熱交換器を挿入し、年間を通じて安定的な地中熱と熱交換をするシステムです。専用の地中熱交換孔(ボアホール)に対し、費用の低減を図ることができます。
杭先端支持力係数αが250を超える国土交通大臣認定の工法の総称です。当社ではHyper-ストレートNT工法やHyper-MEGA工法などのプレボーリング系とHyper-NAKSⅡ工法などの中掘り系の高支持力杭工法を揃えております。現場状況に応じてご選択いただけます。
一般に、杭先端支持力係数αが250以下の工法で、国土交通省告示でいうセメントミルク工法や旧大臣認定工法のことをいいます。当社では道路橋示方書に対応しているNAKS工法とRODEX工法があります。
土木や建築分野で用いられている鋼管杭を使用した工法で、コンクリート杭と同様に中掘り工法、プレボーリング工法、打撃工法があります。当社では道路橋示方書に対応しているガンテツパイル工法があります。
原地盤の土とスラリー化させたセメントを撹拌混合して300kN/㎡程度のセメント改良柱の基礎を築造する工法です。また、液状化防止策として使用される場合もあります。当社では建設技術審査証明書を取得したNCコラム工法があります。