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一般工法

中掘り最終打撃工法

中掘り工法による一般工法

中掘り最終打撃工法は、既製コンクリートパイルを用いた埋め込み杭工法に分類される中掘り工法です。本工法は、杭の中空部に挿入したスパイラルオーガと掘削ビットにより杭先端地盤を掘削し、掘削残土を杭中空部を通して杭頭部から排出しながら所定深度まで杭の自重または強制圧入により支持層直近深度まで沈設します。その後、ドロップハンマーや油圧ハンマーで杭頭部を打撃することによって支持力を発現させる工法です。

特長・規格

  • 標準的な中掘り工法
    建設省住宅局建築指導課平成5年7月監修の工法です。
  • 支持力の確認が可能な工法
    支持力は杭頭部を打撃することによって発現されるため、貫入量Sやリバウンド量Kから動的支持力算定式によって杭1本ごとの支持力が確認できます。
  • 残土量が少ない
    掘削・沈設に泥水を用いないため、残土量を大幅に削減できます。
  • 施工精度の向上
    杭自体がケーシングとした中掘り工法の採用により、長尺杭の施工に適し、かつ鉛直精度及び水平精度とも大幅に向上。
  • 短時間ではあるが振動・騒音が発生する
    支持力は打撃工法と同様にドロップハンマーや油圧ハンマーで発現されるため、短時間ではあるが振動・騒音が発生します。

支持力算定式

支持力算定式

施工手順

施工手順
  • あらかじめ杭中空部にアースオーガを挿入した下杭を補助クレーンで建込む。
  • 杭打ち機に装備してあるオーガ駆動装置とアースオーガを接続し、杭の鉛直度を確認する。
  • アースオーガを回転させ杭先端地盤を掘削する。掘削した土砂は圧縮空気のエアーリフト作用によって杭頭部から排土しながら杭を沈殿する。
  • 下杭と同様に杭中空部のアースオーガを挿入した上杭を建込み、下杭のアースオーガと接続した後、下杭と上杭の継手作業を行う。
  • 所定深度まで杭を沈殿した後、アースオーガを引上げる。
  • 杭打ち機に装備したドロップハンマ、または油圧ハンマなどで杭頭部に打撃を加え、支持層中に打込む。
  • 打止め前に、記録用紙に杭の貫入量やリバウンド量を測定・記録し、その測定値から支持力を推定し、要求された支持力が得られたら打込みを完了する。

適合条件

左右にスワイプできます

左右にスワイプできます

適応杭径 適応地盤 適応施工長
φ450~φ800 砂質地盤 杭施工地盤面-70m
礫質地盤 杭施工地盤面-70m
粘土質地盤(硬質) 杭施工地盤面-70m

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