株主・投資家の皆さまへ IR
株主・投資家のみなさまへ
株主・投資家のみなさまには、平素より日本コンクリート工業グループへ温かいご支援を賜り、まことにありがとうございます。
当社グループは現在、経営改善計画(*1)(2023年度~2024年度)と中期経営計画(*2)(2024年度~2026年度)のふたつの計画による、業績回復と持続的成長の両輪で企業価値向上に取り組んでおります。
業績回復は着実に進んでおりますが、中期経営計画に掲げる2026年度売上高672億円、経常利益36億円に向けて、またその先にある10年後(2033年度)の売上高1,000億円、経常利益100億円の達成目標を踏まえ、更なる飛躍を遂げるべく前進いたします。
当社グループを取り巻く事業環境におきましては、近年多発する災害からの早期復旧を可能とする当社グループの製品・施工・供給体制に注目が集まるほか、防災・減災、社会インフラの維持、工期短縮・省人省力化等に資するプレキャストコンクリート製品や施工技術、当社開発のCO2固定化・利活用技術(CCUS)、グリーン製品(低炭素型コンクリート)へも引き続き高い期待が持たれており、当社グループとしましても研究開発の推進や生産・施工体制の整備により、これら期待に応えてまいります。
また、今後の見通しにつきましては、不安定な国際情勢や物価上昇、建設業界の深刻な人手不足、物流2024年問題などのリスクは依然としてあり、当社グループにとって引き続き厳しい経営環境が継続するものと想定されますが、一方で2024年度下期は基礎事業において大型案件が期待される他、リニア中央新幹線案件で新たな製品の生産を開始する等、明るい見通しも見えつつあります。
当社グループとしましては、予想した今期業績の達成に向けて着実に取り組むとともに、中期経営計画にてお示しした「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を意識し、収益性改善を進め資本効率を向上させつつ効果的な成長投資を続けることで、益々の収益拡大と成長に向けて尽力してまいります。
加えて、当社グループのサステナビリティ等への取り組みに対するステークホルダーみなさまの理解促進を図るべく、非財務情報の積極的な開示と充実にも努めてまいります。詳しくは統合報告書(*3)をご覧ください。
なお、当社株式への魅力を高め、より多くの方々に当社株式を中長期的に保有いただくことを目的として、2025年3月末開始の株主優待制度導入について決定をしております。詳しくは2024年11月14日付発表資料(*4)をご覧ください。
当社グループは、今後も社会インフラ強靭化の一翼を担い、環境負荷を低減させる技術と商品群を提供することで社会貢献するとともに、当社グループのシナジーを発揮し更なる成長を実現すべく努めていくとともに、コーポレートガバナンスおよびサステナビリティへの取り組みを強化し、ステークホルダーみなさまのご期待に応えるべく持続的成長を実現し、企業価値の向上を目指してまいります。
株主・投資家のみなさまにおかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。