基礎 FOUNDATIONS
深層地盤改良工法
NCコラム工法
深層地盤改良を極めたNCコラム工法
NCコラム工法は、ソイルセメントコラム工法の一種で、｢深層混合改良工法｣と呼ばれるものです。水と混合してスラリー化したセメント系固化材を特殊撹拌機の先端から地盤中に注入し、土と混合撹拌して、土の中に柱状の強固な改良体を築造する工法です。主にラップル基礎に代替されるものとして経済性が高い工法です。また、それだけの用途に留まらず、直接基礎との併用とともにあらゆる基礎形式に対応でき、液状化対策や土留め擁壁などにも利用できます。
特長・規格
- 多様な地盤に対応できる撹拌システム
適用土質は砂質土、粘性土、ロームとなります。 - 均一なコラムを築造する特殊撹拌装置
撹拌装置は、多段の回転翼と固定翼を交互に配置しているので、土を細断する能力に優れています。また、ドラム型撹拌装置を使用するので、ドラムに囲まれた中の土が均一に撹拌でき、コラムの強度低下を防ぐことができます。 - 土と共回りを起こさない撹拌装置
ドラム型の撹拌装置は掘削ロッドが2重構造になっていて、固定翼と一体化されたドラム部と連結した外軸はリーダーに固定されています。また減速機は中軸に接続され、その先端の回転翼と掘削翼を駆動させています。 - 優れた施工精度
ドラム型撹拌装置はドラムによって、芯ずれを小さく抑えることができます。またロッドは2重管構造で剛性が高く直進性に優れ、鉛直精度の高い施工ができます。 - 施工品質を確保する自動管理システム
施工管理装置、電流検出器、流量検出器などにより数値管理された自動制御機器による施工で高品質なコラムを提供します。 - 環境に優しいNCコラム
原土を材料とした工法のため、他の基礎工法と比べ発生残土量を大幅に抑制できます。また、低振動・低騒音で施工ができます。
施工手順
適合条件
| 証明番号 | BCJ-審査証明-60 |
|---|---|
| 適用土質 | 砂質土、粘性土、ローム |
| コラム径(mm) | 最大施工深度(m) |
|---|---|
| 600 | 10 |
| 800 | 15 |
| 1000 | 15 |
| 1200 | 15 |
| 1300 | 15 |
| 1500 | 15 |
認定・評定・証明書
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