社会インフラを
支える3つの事業
BUSINESS
基礎事業
建築物の基礎杭の製造・販売・施工
利用シーン
学校 / マンション / 大型倉庫 / ショッピングセンター
事業の強み
日本では表層の堅固な地盤が少なく、重量のある建築物を支えるため、また地震時の被害を抑えるために、建築物の基礎にパイル(杭)が多く用いられています。当社は従来製品より高強度な製品の開発に成功し、以来業界内で重要な地位を確立しました。
ポール関連事業
ポールの製造・販売・施工
利用シーン
配電 / 通信 / 交通 / レジャー / 防災
事業の強み
戦後、木材資源保護が叫ばれ、それまで木材で作られていた電柱をコンクリート製とする開発を始めました。鋼線に緊張力を与えてより高強度を実現した「NC式」鋼線コンクリートポールの発明により、当社が社会的使命を果たすこととなりました。現在も、国内シェア第1位の約30%(グループ社合計で約70%)を占めています。
土木製品事業
各種プレキャスト製品の製造・販売
利用シーン
擁壁 / トンネル覆工材 / 防音壁
事業の強み
コンクリート製品の総合メーカーとして、各種プレキャスト製品を製造・販売しています。擁壁、トンネル覆工材、防音壁など、様々な用途の製品を取り扱っています。
安心・安全で豊かな
社会づくりに貢献
SOCIETY
当社が提供するコンクリート製品は私たちの身近にあり、生活に深く関わりあっています。
当社グループの経営理念である「コンクリートを通して、安心・安全で豊かな社会づくりに貢献する」という使命の下、
人々の暮らしを支える基盤をつくっています。
豊富なラインナップで
あらゆるニーズに応える製品・施工を提供
PRODUCTS
社会のニーズに即した研究開発を通じて、様々なケースに対応し、多様な用途で使用できる
豊富な製品・施工ラインナップを揃えております。
お客様の要望に合わせた最適な製品・施工を提供しています。
「NCポール」は、配電、通信、電車線路用の“電柱”として使用され、業界トップシェアを確立しています。また、高強度で耐久性に優れた利点を活かし、アンテナや防球ネット、照明など、コンクリートの支柱として様々な用途で使用されています。
建造物や地盤状況などに合わせた様々な施工ニーズに応えるべく、新製品・工法開発に注力して取り組んでいます。多種多様な製品・工法を有することでコストを抑えた経済設計を実現しています。
設備の整った工場で製造されることで、高精度で安定した品質を実現するとともに、現場作業の省略により工期短縮にもつながる「プレキャストコンクリート製品」。道路、河川、鉄道など、土木・建築分野の様々な用途で使用される製品を揃えております。
品質至上への飽くなき追求
QUALITY
製品の品質に関してこれまで以上に企業の責任と評価が問われる時代となっています。
当社では、材料納入、製造、出荷時の厳正な検査を通じて、JISや社内規格に準じた高品質を担保しています。
また、施工においても適正管理を徹底し、お客様から信頼される製品・施工を提供しています。
グループ工場への品質支援や各工場の品質課題に対する改善活動、定期的な情報の水平展開を通じて、品質至上を徹底して実践しています。
主任技術者や各種有資格取得者による適正な施工管理を徹底しています。また、施工現場における品質パトロールの実践などを通じて、品質における顧客満足度の向上に努めています。
2000年6月にはISO9001を取得しました。品質マネジメントシステムを厳守し、品質の維持、向上を日常的に取り組んでいます。
グループの総合力で
一貫して対応
TOTAL POWER
製造・施工・各種サービスを担うグループ各社の総合力を最大限発揮し、単に製品を作って売るというだけでなく、
各種製品の施工はもちろん、アフターサポートまで含めた一貫した対応でお客様のニーズに応えます。
当社グループは、国内では17箇所に製造拠点を有しています。また、北海道から沖縄まで、全国各地のコンクリートポール・パイル製造会社(全13社)に対して当社の製造・施工技術を供与し、高品質な製品を安定的に供給できるネットワークを構築しています。
メーカーとして製品を最も理解しているからこそ、正しい手順、最適な方法で施工されるよう、多くの製品において施工管理まで責任をもって承っております。
「コンクリートポール診断士制度」を構築し、ポールのメンテナンス事業を開始しました。既に建てられているポールの健全度調査を行い、補修・建替えなど最適な提案を通じて、メーカーとしてのノウハウを活かしたアフターサポートに取り組んでいます。
日本で培った技術力を
海外にも展開
GLOBAL
国内で培った技術・ノウハウを基盤として、東南アジアを中心とした製造・販売拠点の構築や施工技術指導を通じて、
高品質な“NCブランド”を海外にも展開し、現地社会のインフラ整備に貢献しています。
創業から繰り返される
技術伝承
HISTORY
「NC式」鋼線コンクリートポールを開発し、業界では革新的な第一歩を踏み出して以来、
コンクリート製品のリーディングカンパニーとして、
弛まぬ研究開発を続け、お客様より高い信頼を得るとともに、快適なインフラ整備に貢献してきました。
1940〜1950年代
業界における革新的な開発
当社は戦後の荒廃の中、1948年8月に当時の国鉄向けコンクリートトラフ製造会社として創業しました。その後、木材枯渇による他資材への切り替えという時代要請を受け、1951年には「NC式」鋼線コンクリートポールを開発し、業界トップの地位を確立しました。
1960〜1970年代
ポールの技術的基盤をパイル開発へ展開
NCポールの技術的基盤からPCパイル、ONAパイルの開発にも成功したことでパイル業界に進出しました。そして、1961年には東京証券取引所市場第二部、1967年には同第一部への上場を果たしました。(現:プライム市場)
1980〜1990年代
様々なプレキャスト製品分野への挑戦
その後、パイルを角形にしたNC壁体パイル(現在のPC-壁体)の開発に成功したほか、創業以来の技術・ノウハウを基盤として、橋梁、地中材、トンネル部材など、様々なプレキャスト製品の開発、製造に挑んでまいりました。
2000年代
グループ経営体制へ
長年にわたり東西2工場体制で需要に応えてきた当社ですが、2000年代に入り、これまで培った生産設備におけるノウハウや製造技術を駆使して生産拠点を拡充してきました。また、時代のニーズに即した工法開発にも取り組んでまいりました。連結子会社17社などにより構成されるグループ経営体制を確立した現在も、創業から繰り返される技術伝承を基盤として、持続的な成長を実現させております。